携帯電話と電話番号について…
約3年前の出来事。
私は親元を離れて一人暮らしをしていた。
もちろん家に電話回線を引いているわけもなく、誰かと連絡をする手段は
携帯だけだった。
ある日の夜、バックごと携帯が盗まれてしまったのである。
お金もなし、携帯もなし。
唯一の救いはバックを盗まれたとき、友人も一緒だった事だ。
とりあえずお金を借りた。
しかし、なんと言っても誰一人の電話番号が分からない!!!仲のいい友人も!
職場も!なんと親でさえも!電話番号は携帯の電話帳にすべて登録してあり、
最近メモリーによく使われるメモリーカードもなんと携帯電話に差し込んだままである。
困ったものである。
とりあえずドコモに電話して携帯を止めて、
銀行のカードも停止した。
そして警察へ出頭…ではなく捜索願いを…
警察に盗難届けを出したものの見つかった時の連絡先が書けない。
困った…降参です。
その日の夜は本当に不安のまま眠りに着いた。
明日の朝起きれるかな、悪い人に携帯を悪用されていたらどうしよう…
本当に携帯の重要さをこんな場ではじめて痛感する。
携帯がなければ時間もわからないし、朝起こしてくれる目覚ましもない。
携帯は文字通り、体の一部になってしまっていたのだ。
親への連絡はどうしようと思っていた矢先、職場に親から電話があった。
親は私の電話が不自然に止められているのに気づき、心配して職場に電話をくれたんだとか。
親って本当にありがたいなぁとシミジミ…
「自分の番号のほか、親の番号くらいは暗記しておこう」
そう誓った日であった…
PR